あなたは最近、仕事中にイライラするとお悩みではありませんか?イライラの原因が分からないままでは、余計不安や心配で苛立ちが募ってしまったり、仕事に集中できない等新たな悩みが生まれてしまいかねません。
そこで今回は、仕事中のイライラについて、考えられる原因や対処法を紹介します。
仕事にイライラしながら取り組むデメリットとは?
仕事中にイライラしている状態が続いてしまうのは、様々なデメリットを生む可能性があるため注意が必要です。
まず考えられるのは、イライラによって目の前の仕事に集中できなくなってしまう事です。
集中力を欠いた状況では、ミスが増える、意欲が低下するなどの恐れがあります。
また、イライラが態度に表れてしまう事で、職場の対人関係にもトラブルを招きかねません。
そして、苛立ちによるストレスで体調不良や鬱(うつ)っぽくなってしまう等、心身の不調を引き起こす恐れがある点もデメリットと言えるでしょう。
よって、これらのデメリットを回避するためにも、仕事中のイライラの原因や対処法はきちんと把握しておくべきなのです。
「仕事中イライラして仕方ない」考えられる5つの原因を紹介
ここからは、仕事中のイライラの原因となり得る事柄を紹介します。
以下の原因に心当たりはないか、自分の状況と照らし合わせて確認してみましょう。
1.仕事が思うように進まない
まず考えられるのは、仕事の進捗が思わしくない場合です。
「こんなはずでは」という焦りが、仕事中のイライラに繋がっている可能性があります。
突然のスケジュールや仕事内容の変更、急遽追加された別の仕事など、日々の業務では時に不測の事態が起こりえます。
その際、これらのトラブルによって現在取り組んでいる業務が思うようにできなくなってしまうと、「仕事が進まない」という不安や焦燥感が生まれ、仕事そのものへのイライラになり得るのです。
2.仕事量が多い
次に、任されている仕事量に問題がある場合も、イライラの原因になりやすいです。
仕事量が多すぎる事で、余裕がなくなってしまうためです。
仕事量が多く「こなしてもこなしても終わらない」、「終わりが見えない」という状況が続くと、無力感や疲労と共に心身に大きな負担がかかるでしょう。
従って、仕事中のイライラと共に「仕事が終わらない」と感じている場合は、仕事量を一度見直してみる事をお薦めします。
3.仕事内容に不満がある
仕事内容に不満がある場合も、仕事に対して苛立ちを感じてしまう原因となり得ます。
「やりたくない事をしている」というストレスは、心理面に大きな影響を及ぼすためです。
例えば、希望の部署に配属されなかった、苦手な作業を任されたという状況も考えられますし、そもそも希望の業務内容の会社に入社できなかった、という場合もあるでしょう。
「本当は別の仕事をしたかった」、「こんな仕事したくない」というフラストレーションが溜まり、結果的にイライラとして表れてしまう可能性があるのです。
4.職場内に相性の合わない人がいる
会社で働くためには、同じ職場内で働く人達とのコミュニケーションは必要不可欠です。
ただ、職場内に相性の悪い人がいる場合、コミュニケーションを避けられない事も相まってイライラしてしまいやすくなります。
「相性が悪い」と一言に言っても、性格が合わない場合や仕事の取り組み方、価値観、相手の自分に対する言動が気に入らないなど、相手と相性が合わない原因は様々です。
同じ職場内だけでなく、プロジェクト等同じ仕事にチームとして取り組まなければならない場合は特に、相性の合わない面が目に付き、イライラする原因となってしまうのです。
5.原因が分からずイライラしている場合も
「仕事も人間関係も問題ないのにイライラする!」という場合、明確な原因が分からないため余計にイライラが募りやすく注意が必要です。
例えば、仕事や人間関係に問題があれば、適宜信頼できる相手に相談するなど、イライラの原因を解決するために行動する事が可能です。
一方で原因が分からない場合、相談も自己解決も難しく、結果として余計にイライラを溜め込んでしまう可能性があります。
原因が分からない場合、仕事面だけでなく、プライベートやその他に原因が心当たりがないか確認してみるなど、無理のない範囲で原因を探りつつ対処する必要があるでしょう。
仕事のイライラを解消する5つの対処法を解説
ここからは、仕事中のイライラを緩和・解消する対処法を解説します。
自分のイライラの原因を見つけた上で、出来る事から試してみる事をお薦めします。
1.こまめに休息を取る
まずは、自身の休息が不足していないか確かめてみましょう。
その上で、不足しているならば意識的に休息の時間を増やすのがお薦めです。
休息や休憩が不足し疲労が残ったままでは、心身に負担やストレスが溜まり仕事への集中力不足やケアレスミスの増加を招きかねません。
また、ストレスが要因となる心身の不調により倦怠感や苛立ちを感じる場合もあるでしょう。
そのため、「疲れたな」と感じたらすぐに休憩を取ったり、疲労軽減のためにこまめに休息時間を設けるのが有効です。
2.原因や考えを紙に書き出して整理する
「今イライラしているな」と感じた時、その瞬間の考えや状況を紙に書き出して整理するのも、有効な対処法と言えます。
紙に書き出して客観視する事で、頭の中で悩んでいるだけでは分からない原因や対処法が新しく見つかる場合があります。
例えば、原因が分からない場合でも一度紙に書き出してみる事で、どんな状況にイライラしたのかが分かり、原因を見つけ出すきっかけになる事があります。
また、イライラしやすい状況や環境、タイミングを知る事もできるため、あらかじめ対策を立てるのにも便利です。
頭の中で思い悩んでいるだけでは、つい無関係な事柄まで関連付けて余計に考え込んでしまう可能性があります。
そのため、「原因や状況と自身の感情」の区別を付けて考えるという点でも、紙に書き出すのはお薦めです。
3.適度な気分転換を図る
仕事中はどうしても気が抜けずイライラする状態が続いてしまう、というケースでは、仕事以外の時間に適度な気分転換を図ると良いでしょう。
仕事とそれ以外の時間にメリハリが付けられるため、仕事の効率アップにも繋がります。
お昼休みの時間は外で食事をする、休憩中に少し外の空気を吸う等は、職場でできる気分転換として有効な手段の1つです。
また、休憩時間に好きなお菓子や飲み物でリフレッシュを図るのも良いでしょう。
仕事中に限らず、休日は友人や家族と過ごしたり自分の好きな事をするなど、仕事のストレスを休息の時間に持ち込まず発散するように心がけると、イライラが解消されやすくなる可能性は高いです。
4.自身と他人を同一視しないように心がける
イライラの対処には、「自分と周囲の人達はそれぞれ違う考えを持つ人間である」と改めて意識し、不必要に相手と自分を同一視しないように心がけてみるのも有効です。
職場内に相性の悪い人がいる等、コミュニケーションに原因があるケースは特に、相手に対して「自分ならこうするのに」と必要以上に自分の行動と比較してイライラを募らせてしまいがちです。
よって、相手と自分は考え方や性格が異なる他人である事、自分には自分の、相手には相手の都合がある事を改めて意識してみるようにしましょう。
自分と他人をきちんと区別する事で、過度に相手を気にしなくて済むようになります。
5.完璧主義にこだわっていないか見直してみる
仕事中、「任された仕事を完璧にこなさなければ」と考えているのがイライラの原因ならば、一度その考えそのものを見直してみてはどうでしょうか。
完璧主義にこだわっていないか再確認する事で、イライラ解消に繋がる可能性があります。
例えば、「完璧」にこだわりすぎるあまり問題の無いミスでも許せなかったり、自分だけでなく他者の仕事にも完璧を求めフラストレーションを溜め込んでしまうケースがあります。
結果として、それがイライラに繋がっている場合もあるのです。
よって、もし現在自分が「完璧な仕事」にこだわり過ぎている自覚があるなら、仕事に求める完成度を見直してみる等、適度に力を抜いて仕事に取り組めるよう意識してみるのがお薦めです。
まとめ
仕事中のイライラへの対処には、こまめな休息や適切な気分転換等、自分なりにできる方法から試してみると良いでしょう。
ただ、もし個人での解決が難しい程にイライラが募っていたり一時的に解消されてもまたすぐ同じ状況に戻っている場合は、仕事内容や職場環境そのものに問題がある可能性があります。
その場合は、我慢を続けるのではなく、適宜カウンセリングを利用したり、転職し環境を変える事を検討してみましょう。
もしも、現在の職場環境や仕事内容に悩みがあるのならば、ぜひ一度キャリドラへ相談してみませんか。
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