「毎日仕事が嫌で、行きたくない」
「プライベートも嫌な仕事のことを考えて楽しめない」
このように、思う方は多いでしょう。
仕事のストレスで無理し過ぎると、うつ病になってしまうこともあります。「仕事に行きたくない」と思う気持ちは、SOSのサインです。そのサインを見過ごさないように、自分で自分を守ることが大切になります。
自分を追い込み過ぎないように、この記事を参考にしてください。今回は、「仕事に行きたくない」と思ってしまう原因と乗り越え方をご紹介します。
「仕事に行きたくない」と一度は思うもの
「仕事に行きたくないと思っているのは、自分だけかも」と考えているかもしれませんが、実際にはみんな一度は思っていることなのです。しかし、家庭を持っていたり、自分の生活を守ったりと、経済面で仕事に行かないとお金が稼げないため、行きたくない仕事でも毎日行くのです。
「仕事に行きたくない」と言うことは、決して甘えているわけではありません。完璧主義の人ほど、「甘えている」と思いがちのため、注意してください。
自分の気持ちを素直に受け入れて、心を休めることも時には大切です。
「仕事に行きたくない」と憂鬱になる5つの原因
毎日「仕事に行きたくない」と憂鬱になる理由は以下の5つが考えられます。それぞれご紹介していきましょう。
①毎日仕事をして身体が疲れ切っている、睡眠不足
仕事が激務で休む時間もない場合、身体は疲労感でいっぱいになります。疲れているはずなのに、仕事の悩みで睡眠不足となってしまう悪循環は危険信号です。
労働時間や仕事の内容を上司に相談するなどして、対策をしましょう。
②仕事でミスをした
仕事でミスをした時は、誰でも逃げたくなります。さらに、上司に強くミスについて指摘を受けた時は、気まずくなって仕事へ行きたくなくなるでしょう。
落ち込み、反省することも大切ですが、「次は上手くいくようにしよう」と改善して仕事と向き合うことも大切です。
③会社で重大なことを任されている、失敗が許されない
会社で重大なことを任されて、プレッシャーに負けそうになり、仕事へ行きたくなくなることがあります。失敗できないことが、プレッシャーとなり心に余裕がなくなれば良い仕事もできません。
あまり重く考えすぎずに、今の自分ができることを精一杯やるようにしていきましょう。
④人間関係が上手くいっていない
社内には、普通に無視をする人や言い方がきつい人など、いろいろな人がいます。自分が苦手な人とはできるだけ会いたくないけど、会って話す必要があるのが会社です。
気にしないようにしても気になる場合は、誰か知り合いに相談などして息抜きをしましょう。
⑤モチベーションが下がっている
仕事にやりがいを感じない時や働く理由を見失った時など、モチベーションは下がります。「毎日行きたくない仕事へ行き、自分は何をやっているのだろう」と疑問を抱くかもしれません。
そのような状況の場合、仕事の楽しさを見つけるように考えたり、仕事を楽しそうにしている人の話を聞いたりすると、視野が広がりモチベーションが上がる可能性があります。
「仕事に行きたくない」と思った時の乗り越え方8選
「仕事に行きたくない」と思った時の乗り越え方を8つご紹介します。
- 仕事に行きたくない原因を明らかにする
- 疲れている場合は休息をとる
- 気分転換できることを見つける
- 仕事前や仕事後に楽しみやご褒美を作る
- 仕事に慣れるまでは我慢してスキルを磨く
- 新しい仕事にチャレンジする
- 副業を始めて別の居場所を作る
- 一人で抱え込まず誰かに相談する
①仕事に行きたくない原因を明らかにする
「自分がなぜ仕事に行きたくないのか?」を考えてみましょう。原因が分かれば、その後に対策することができます。
複雑な原因の場合は、メモに書いて整理することをおすすめします。
②疲れている場合は休息をとる
一日仕事を休むことも休息ですが、仕事が忙しい場合は、夜にお風呂に入って体を温めて眠るだけでも休息を取ることができます。
もちろん、一日仕事を休む方が良いですが、難しい場合はちょっとした時間でできる休息を取るようにしましょう。
③気分転換できることを見つける
自分の好きなことや趣味をして、気分転換できる時間を作りましょう。心がワクワクすることや笑顔になれることをやってみるとストレスも緩和されます。
④仕事前や仕事後に楽しみやご褒美を作る
仕事前にお気に入りのカフェでコーヒーを飲みことや仕事後に恋人と会うなどスケジュールを調整しましょう。
特に、「仕事が終わったら、楽しいことがある」と思うことができれば、仕事へ行きたくない気持ちも乗り越えられます。
⑤仕事に慣れるまでは我慢してスキルを磨く
仕事を始めたばかりや部署異動で、まだ仕事に慣れず憂鬱(ゆううつ)な気分になるのであれば、しばらく我慢してスキルを磨きましょう。
時間が経つにつれて仕事も徐々に慣れ、仕事がしっかりできるようになります。
⑥新しい仕事にチャレンジする
仕事にやりがいを感じられず退屈な場合は、上司に相談して新しい仕事に挑戦させてもらいましょう。
相談する前にも、何か自分からできることがあれば、どんどん挑戦していくことをおすすめします。
⑦副業を始めて別の居場所を作る
会社で働くことは、知らぬ間に1つのコミュニティに依存していると言うことです。会社がなくなったら、自分は働いていけないと思うと自分を追い込んでしまいます。
自分で稼げる副業を始めて心に余裕を持てるようにしましょう。
⑧一人で抱え込まず誰かに相談する
一人で同じ悩みを考えると、どんどん暗くなっていきます。信頼できる人に、相談して悩みを理解してもらうことで、少し気分はスッキリするでしょう。
「仕事に行きたくない」と思ったときの4つの対策
「会社に行きたくない」と長期間思っているのであれば、何か対策を考えましょう。そこの場所に、ずっといる必要はありません。
以下の4つの対策を考えてみてください。
①仕事内容や周りの人だけが嫌なら部署異動を視野に入れる
上司に相談しにくいと思うかもしれませんが、そこは勇気を持って相談しましょう。部署異動をすれば環境が変わり「行きたくなかった仕事」が「行きたい仕事」へと変わる可能性もあります。
②会社自体が嫌なら転職を考える
この方法が一番早く解決できるかもしれません。
同じ職種でも会社が変わることで、人間関係や仕事のやり方も変わるため、心境の変化があります。
③「いつ辞めてもいい」と考えて心を軽くしよう
「一生このまま続けていかなければ」と思うと、心が重くなります。自分でゆとりを持たせるためにも、「いつ辞めてもいい」と思い心を軽くしましょう。
④既に身体のサインが出ていたら一度心療内科へ
朝、会社へ行こうとすると、必ず腹痛になってしまうなど身体にサインが出たら、心療内科を受診しましょう。
そのままにしておくと、もっと重い症状が出てくるため早めの対処が必要です。
「仕事に行きたくない」と思っても絶対に避けるべきNG行為
「会社に行きたくない」と思っても、絶対に避けるべきNG行為をご紹介します。
①無断欠勤
何も言わずに仕事を休むことは、より気まずくなってしまい、さらに仕事へ行きたくなくなってしまいます。無断欠勤をしても、何も解決しません。
社会人として、最低限のマナーは守りましょう。
②バックレ・無断退職
仕事が嫌だからと言って、今までお世話になった会社から黙っていなくなることは非常識です。バックレてしまうと、最悪の場合は懲戒解雇処分となり転職に不利な状況となります。次に進むためにも、避けましょう。
③ひたすら我慢、現状を変えない
「もっと頑張ろう」と何回も自分に言い聞かせて、そのままの状況でいることも良くありません。自分が「本当に、もう無理だ」と思った時は、転職などを視野に入れましょう。
まとめ
今回は、「仕事に行きたくない」と思ってしまう原因と乗り越え方をご紹介しました。「仕事に行きたくない」と思う気持ちに対する、乗り越え方はいろいろあります。
勤めている会社で、一生働く必要はありません。「この仕事しかない」と思うと、余計にストレスを感じてしまいます。どうしても今の仕事に行きたくないと考えているのであれば、転職をすることにより、毎が楽しくなるかもしれません。
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