「明日が仕事だと思うと気分が沈む」、「休み明けは特に仕事に行きたくない！」と悩んでしまう方は少なくありません。
憂鬱な気持ちを抱き続ける事は、仕事はもちろん休日の過ごし方にも影響を及ぼしかねません。
そこで今回は、明日の仕事が憂鬱に感じやすい6つの原因、そして6つの対処法を解説します。対処法を知れば、憂鬱な気持ちを和らげる事に繋がります。
明日は仕事だと考えると憂鬱になる6つの原因とは？
最初に、明日の仕事が憂鬱になる原因として考えられる6つの状況を解説します。
- 長期休みなどにより、体が休みに慣れてしまった
- 生活リズムが崩れてしまった
- 仕事を再開する事に緊張している
- 通勤が嫌
- 職場の対人関係に不安がある
- 仕事が好きではない・楽しくない
1．長期休みなどにより、体が休みに慣れてしまった
休日や長期休暇を経て、体や心が休む事に慣れてしまった可能性が考えられます。
趣味やレジャーなどの休日ならではの予定を楽しんだり、家でゆっくりと心身を休めるなど、休暇の過ごし方は人によって様々でしょう。
ただ、このように休暇を堪能した結果、人によっては休みを終え仕事に戻る事を嫌だと感じやすくなってしまうのです。
2．生活リズムが崩れてしまった
生活リズムの変化や悪化も、明日の仕事に対して「嫌だな」と感じやすい原因となり得ます。
例えば、休日につい夜更かしや寝坊、寝だめをしてしまうという方は少なくありません。また、日々の仕事の忙しさからつい食生活が疎かになったり、慢性的に睡眠不足気味になってしまう方もいるでしょう。
生活リズムの変化、悪化による体調不良や睡眠不足に伴い、仕事への意欲が低下してしまうのです。
3．仕事を再開する事に緊張している
長期の休暇や有休取得など、休みを取った後の仕事に対して緊張感を抱く人は一定数存在します。その緊張がプレッシャーとなり、「仕事が憂鬱」と感じるケースも少なくありません。
例えば、休みの間に溜まってしまった仕事のタスク量を心配する場合もありますし、自分だけ休みを取った場合は、自分が休んでいた間の情報共有を周囲に頼まなければならない場合もあるでしょう。
それらの不安感や緊張感から、「明日が憂鬱だな」と思ってしまうのです。
4．通勤が嫌
仕事内容や量について悩みはなく、生活リズム等も問題が無い場合でも、「明日が嫌だ」と考えてしまう方もいます。この場合、仕事ではなく「通勤」に対してマイナスの感情を抱いているケースがあります。
一般的に辛いというイメージのある満員電車での通勤はもちろん、電車以外の通勤手段でも「通勤時間が長い」「通勤費がかさむ」など悩みは様々です。
通勤に対するストレスや不満が、結果として仕事そのものへの不満にも繋がっていると考えられます。
5．職場の対人関係に不安がある
職場での対人関係に悩みや不安がある場合も、明日からの仕事を憂鬱にさせてしまいます。職場での対人関係は、仕事を続ける以上常に向き合わざるを得ないためです。
個人で解決できるならばともかく、解決が難しいものであったり、職場全体の雰囲気が悪いというケースでは、現状維持の状態が続いてしまい、ストレスの増加や仕事に対しての士気にも関わります。
その結果、「明日会社に行くのが嫌だ」と考えてしまうのです。
6．仕事が好きではない・楽しくない
通勤や対人関係に心当たりがない場合、現在の仕事が好きなものではない、楽しくないと感じているのが原因かもしれません。
楽しくない事や好きではない仕事は、どうしても「嫌だけど仕事だから仕方ない」という意識が生まれがちです。
自分で納得できていれば問題ありませんが、「もっと別の事がしたい」、「もうこの仕事はしたくない」という思いが強くなると、仕事へのモチベーションが下がり明日が憂鬱になってしまう可能性が高くなります。
仕事や明日を憂鬱に思う気持ちを和らげる6つの対処法を解説
ここからは、先ほど紹介した原因も踏まえ、明日の仕事に対する憂鬱な気持ちを和らげる6つの対処法を紹介します。
- 生活リズムを整える
- 「仕事は仕事」と割り切って考える
- 仕事の後や休日などに、楽しい予定を入れる
- 仕事の「好きな所」に注目する
- 仕事のスキルアップを目指してみる
- 友人や家族など、信頼できる相手に相談する
1．生活リズムを整える
生活リズムが崩れていると心当たりがあるならば、リズムを整える事から始めてみましょう。規則正しい生活を心がける事で、憂鬱な気分が軽減する可能性があります。
睡眠時間が不規則な場合は平日、休日の区別なく一定の就寝・起床時間を設定したり、「最低でも〇時間は寝る」と決めて生活するようにしましょう。また、食生活が乱れている場合は、栄養のある食事やバランスに気をつけてみるのもお薦めです。
生活リズムを整える事で、睡眠不足等によって休み明けの仕事が辛くなるのを防げますし、同時に心身の不調が整う効果も期待できます。
2．「仕事は仕事」と割り切って考える
明日からの仕事を過剰に心配したり緊張してしまうならば、「仕事は仕事だ」という意識を持つようにするのがお薦めです。思考の切り替えは、家にいる間も仕事について考えすぎる事を防げます。
例えば、休日や仕事の前日の夜など、仕事に対して憂鬱な気分になってしまう場合、「休日は仕事の事は考えない」と決めると良いでしょう。平日と休日で気分をしっかり切り替える事で、休日はリフレッシュに専念する事ができるようになります。
休日にきちんと心身共に休息・リフレッシュできれば、また新たな気持ちで仕事に向き合えるようになるでしょう。
3．仕事の後や休日などに、楽しい予定を入れる
過度に仕事の事ばかり考えてしまわないよう、仕事の後や休日に自分の好きな事や楽しめるような予定を入れるのも、憂鬱な気持ちへの対処として有効です。
仕事の後や休日に予定が入っていれば、休みの前は「この仕事が終われば休み」と仕事への励みになります。また、明日仕事に行きたくないと感じても、明日の仕事の後に楽しみな予定を入れておけば、憂鬱な気持ちも和らぎやすくなるでしょう。
そして、楽しみな予定は「当日楽しむためにも、この仕事をやり切ろう」という意欲にも繋がります。
4．仕事の「好きな所」に注目する
現在の仕事が楽しくない、好きじゃないと感じていても、一度その考えをストップし「好きな所」を探してみてはどうでしょうか。仕事の嫌な部分以外に目を向ければ、感じ方が変わるかもしれません。
特に、「仕事を始めたばかりの頃は好きだと思っていたし楽しかった」という場合は、改めて見直す事で仕事の好きな所を思い出したり、また新たに見つけられる可能性があります。
仕事の楽しい所、好きな所が見つけられれば、現在嫌だ、憂鬱だと感じている気持ちも和らぎやすくなるでしょう。
5．仕事のスキルアップを目指してみる
仕事のスキルアップを目指すのも、憂鬱な気持ちを和らげるために有効です。スキルが上がり新しい業務を任されれば、また新鮮な気持ちで仕事に向き合える可能性があります。
また、今仕事を憂鬱に思う気持ちが「毎日の仕事がマンネリ化している」のが原因となってる場合も、スキルアップを目指し新しい事に挑戦できるため、結果として「明日からの仕事が嫌だ」という気持ちが和らぐ事に繋がるのです。
6．友人や家族など、信頼できる相手に相談する
何か特定の悩みがあり「明日の仕事が嫌だ」と感じているならば、信頼できる相手に今の状況や気持ちを相談してみる事をお薦めします。
親しい友人や家族、信頼できる上司や同僚などに話すだけでも気持ちが軽くなる場合がありますし、対人関係などの職場の問題が悩みであれば、上司や同僚などに打ち明ける事で問題解決に働きかけてくれる場合もあるでしょう。
1人で悩み続けるよりも、より良い形で憂鬱な気持ちの軽減、問題の解消に繋がります。
あまりにも仕事に行くのが辛いなら、転職を考えるのも選択肢のひとつ
もしも、対処法を試みても効果がなかったり、対人関係や環境など職場の問題が深刻であるならば、転職によって仕事や環境を変える事も検討しましょう。
転職により「仕事が嫌だ」と感じる原因から離れられるだけでなく、自分が本当にやりたい仕事を見つけ「毎日が楽しい」と思いながら仕事に励めるようになるかもしれません。
新しい仕事、職場で心機一転し働く事で、憂鬱な気持ちから解放される可能性は十分に高いと言えるでしょう。
まとめ
休み明けや夜が来る度に「明日の仕事が嫌だな」と憂鬱な気持ちで過ごすのは、仕事面でも健康面でも望ましい状態とは言えません。そのため、「明日が嫌だな」と感じるのであればその原因は何か、解消するためには何ができるかを探し、少しずつでも実践していくことが大切です。
そしてもし、今の職場に居たらずっと憂鬱な気持ちのままだと転職を検討しているならば、キャリドラに相談してみましょう。キャリドラは転職サポートだけでなく、希望の働き方やキャリアプランに関してのサポートにも対応しています。
キャリドラの活用で、「明日も仕事が楽しみ」と言えるような職場を見つける一歩を踏み出してみましょう。
