「何だか最近、仕事に疲れたと感じる事が増えた」、「なかなか仕事の疲れが抜けない」とお悩みではありませんか?
仕事疲れが続く事は、仕事や体調に悪影響を及ぼす可能性があるため、原因を見つけ適切に対処する必要があります。
そこで今回は、仕事疲れが続くデメリットや原因、疲れを和らげる対処法を解説します。
仕事疲れが続くとどうなる?
仕事疲れの状態が続く事は、様々なデメリットを引き起こす可能性が高まるため注意が必要です。
仕事に疲れている状態では、集中力の欠如やモチベーションの低下により、万全な状態の時のようなパフォーマンスをを発揮するのは難しいでしょう。
それどころか、注意力が散漫になった事で、本来防げるようなミスを何度も起こしてしまう可能性もあります。
また、疲労によるストレスは、心や体にも負担をかける恐れがあります。
「もう仕事をしたくない」「やめたい」という考えから過度に落ち込んでしまったり、ストレスが原因で体調不良を引き起こしてしまう事態も決して珍しい事ではありません。
よって、このようなデメリットを回避するためにも、仕事疲れの自覚は危険信号と捉え、適切な対処を考えるべきでしょう。
「仕事に疲れた」と感じやすくなる5つの原因とは
まずは、仕事への疲れを感じやすくなる原因を紹介します。
心当たりがないか、自身の状況を見直してみましょう。
- 作業量が多い、拘束時間が長い
- 十分な休息が取れていない
- 職場の対人関係に悩みがある
- 業務内容と給与のバランスが釣り合っていない
- 業務内容そのものにストレスを感じている
1.作業量が多い、拘束時間が長い
適度な量や自由度の高い時間での仕事は、仕事の意欲を維持しやすく、疲労度も回復しやすいでしょう。
反対に、作業量が膨大であったり極端に拘束時間が長い仕事は、疲労回復に十分な時間が取れず「仕事に疲れた」と感じやすくなります。
例えば、文字通り朝から晩まで仕事に追われるような日々では、休息は勿論栄養のある食事をゆっくり取る時間や、余暇を楽しむ時間も無いでしょう。
そのような心身への負担が、結果的に「仕事に疲れた」と感じる事に繋がるのです。
2.十分な休息が取れていない
仕事量だけでなく、「自身がきちんと休息が取れているか」もチェックしておきましょう。
仕事量や作業内容が適切でも、十分な休息ができていなければ、仕事への疲れに直結します。
単純に仕事に追われて休息や睡眠の時間が足りてない場合に限らず、悩み事があってなかなか眠れなかったり、仕事の心配や不安によって何をしても落ち着けないケースも考えられます。
1日単位ではわずかな休息不足でも、積み重なる事で次第に「常に仕事で疲れている」という思いに囚われやすくなるのです。
3.職場の対人関係に悩みがある
対人関係に悩みや不安、問題がある場合も、仕事の疲れに直結しやすくなります。
職場での対人関係は常に向き合わざるを得なくなり、上手く行かない場合ストレスが増す可能性が高いためです。
「どうしても考えが合わない同僚がいる」、「毎日理不尽な事で上司に怒られる」といった悩みは、精神的な負担になり得ます。
そして、対人関係の悩みは自分1人での解決が難しく、多くの場合我慢を強いられる事も少なくないでしょう。
その結果、仕事の事を考えると気分が沈んだり、仕事でいつも以上に疲れが溜まってしまうのです。
4.業務内容と給与のバランスが釣り合っていない
つい見落としてしまいがちですが、業務内容と給与のバランスも、疲労の原因を見極める上で欠かせない要素です。
業務内容の複雑さや量などに給与額が見合っていない場合、「こんなに仕事を頑張ったのに」という無力感に陥る可能性があります。
例えば、もし業務内容や量と給与のバランスが釣り合っていれば、給与額が働く上でのモチベーションになったり、もっと上を目指そうという向上心にも繋がるでしょう。
その一方で、どんなに働いても十分な給与が貰えなければ、「正当な評価がされていない」、「頑張りに報酬が見合わない」と不満の原因になります。
その不満がストレスや疲労に影響し、「仕事に疲れた」と感じる一因となるのです。
5.業務内容そのものにストレスを感じている
苦手意識を持っている業務や、希望に沿わない業務を続けざるを得ないのも、疲労が溜まりやすくなるため注意が必要です。
自分がやりたいと決意して取り組む仕事であれば、例え大変な業務であってもやりがいを感じ働けるでしょう。
その逆で、やりがいの見つけられない仕事、苦手な仕事、単調でつまらないと感じてしまう仕事に対しては、意欲低下や「単なる義務感」のみで仕事をする状況に陥りがちです。
従って、「仕事だから仕方なく」取り組まないといけない仕事は、やりがいを持ち楽しく働ける仕事に比べ、疲れやすいと考えられるでしょう。
心身の疲れを和らげる5つの対処法を解説
ではここからは、仕事による心身の疲れを和らげる、もしくは解消しやすくなる対処法を解説します。
決して無理に取り組もうとせず、あくまで「これなら疲れが取れそう」と思う物から試してみる事をお薦めします。
1.しっかりと休息を取る
まずは、意識的にしっかりと休息を取ってみましょう。
普段十分だと思っている休息時間も、実は不足しており疲労に繋がっている可能性があるためです。
例えば、普段より早めに就寝時間を設定してみたり、仕事中でもお昼の時間に15分程度の昼寝をしてみるだけでも、疲労度は大きく改善すると考えられます。
もしくは、休暇を取り数日をかけてゆっくり心身を休めるのも良いでしょう。
仕事から離れきちんと休息を取る事で、リフレッシュできると共に、疲労を和らげる効果も期待できます。
2.信頼できる人や友人に相談してみる
もし明確な悩みを持っているのなら、信頼できる人に相談してみるのもお薦めです。
第三者に話す事で、気分が楽になるだけでなく解決法を見つける手段にもなり得ます。
友人や家族なら親身に相談に乗ってくれるでしょうし、会社の上司や先輩、同僚に相談できれば同じ職場で働いている分悩みを共感してもらいやすいです。
また、上司へ相談する事で、業務内容の変更や人事に取り合ってくれるなど、より具体的な悩みの解決に助力してくれる可能性もあるでしょう。
1人で悩んでいても解決しないどころか、余計な不安や心配を募らせてしまいかねません。よって、話せる相手がいるならば頼ってみましょう。
3.趣味や運動など、ストレス解消の手段を見つける
趣味や運動も、疲労やストレスの対処にはぴったりの対処法です。
仕事以外の楽しい事に打ち込む事で、気持ちが前向きになり気分がスッキリする可能性が高いと考えられます。
例えば、ランニングや散歩等の軽い運動も良いですし、カラオケや旅行、掃除等を楽しいと感じる方も多いでしょう。
仕事で疲れたからと休日もずっと家や自室にこもってしまっていては、余計仕事について考えてしまう可能性もあります。
状況や体調に応じて、少しずつでも自分が楽しいと思う事を見つけて挑戦してみましょう。
4.必要以上に仕事について考えるのをやめる
悩みや不安、心配な事があると特に、「何をしていても仕事の事が頭から離れない」状態に陥ってしまう人は少なくありません。
しかし、疲労を過度に蓄積しないためには、意識して仕事について考えないようにする事が有効な手段でもあるのです。
常に仕事について考えてしまうのは、例え退勤して家に帰ってきたとしても、職場にいるのとさほど変わらない状態と言えるでしょう。
そのため、映画を見たり友人と話す、ゆっくり眠るなど、なるべく仕事の事を考えないようにして過ごすのが、疲労をより回復しやすくする鍵とも言えるのです。
最初のうちは難しいかもしれませんが、最初は30分、慣れてきたら次は1時間など、少しずつ仕事について考えない時間を長くしていくと良いでしょう。
5.転職等、今の職場から離れる事を検討してみる
もし自分なりに対処法を用いて疲労が改善しても、すぐ元の状態に戻ってしまったり、仕事量や拘束時間を自分では変えられないならば、思い切って環境を変えるのも手段です。
例えば、部署の配置換えを希望したり、会社の仕事内容や体質、環境そのものが合わないと思うならば転職を検討するのも良いでしょう。
どんなに有効な対処法を試しても、効果が出るよりも早く疲労が蓄積するような環境に居続けていては意味がありません。
自分の心身の健康を守るという点でも、あまりに酷い環境ならばその環境自体を変える事をお薦めします。
まとめ
蓄積した仕事の疲労を放置する事は、「もう仕事したくない」等と気分が沈むだけでなく、集中力の欠如やミスの増加、心身の負担を招きかねません。
そのため、「疲れが溜まっているな」と感じたらなるべく早く休息を取ったり、疲労を和らげるよう対処すべきです。
そして、もし現在の職場環境が原因で疲労が抜けない状態にあり、転職を検討しているならば、ぜひキャリドラへの相談をお薦めします。
キャリドラは、転職や希望の働き方についての相談やサポートを行っています。
キャリドラを活用する事で、疲れの溜まりにくい仕事や働き方が見つかるかもしれません。