「キャリアアップに興味がないけど、このままで大丈夫だろうか?」
このように、キャリアアップを望んでいないことで悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
実際、キャリアアップに無関心な方は多い傾向にあります。
本記事を読むことで、キャリアアップの必要性やキャリアアップに興味がない人が辿る結末、やるべきことなどが分かります。
現状や将来に漠然とした不安や悩みを抱えている方は、ぜひご覧ください。
キャリアアップに興味がない人は多い?
社会に出ている人全員がキャリアアップを望んでいるわけではありません。
事実、キャリアアップに興味がない人は多い傾向にあります。
キャリアアップに関心がない理由として、以下のような点が挙げられます。
【キャリアアップに興味がない理由】
- 責任重大な役割を担いたくない
- 業務量や負担が増える
- 今の業務内容が好きなので続けたい
- 部下や新人を教育・指導する自信がない
キャリアアップは大きなやりがいを感じられる一方で、必然的に責任が重くなり、プライベートの時間が減るため、消極的に捉える人が多いです。
なぜ会社は社員のキャリアアップを望むのか?
会社から「キャリアアップしてくれることを期待している」と言われたことはありませんか?
会社が社員に対してキャリアアップを望む理由としては、大きく分けて2つ挙げられます。
【会社が社員のキャリアアップを望む理由】
- 会社を存続させるため
- 会社に利益を生みだすため
それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。
①会社を存続させるため
1つ目の理由は、会社を存続させるためです。
会社に勤めている社員は、いずれ退職します。
それは、役職に就いている社員も同じです。
役職に就いている社員が退職すれば、重要な役割を担う人材が不足します。
そこで、重要な役割を担う人材が必要になるため、会社は社員にさまざまな仕事を経験させることによって、社員のキャリアアップを図ります。
また、社員の中には急な病で倒れたり、結婚などのライフイベントにより転職したりする社員もいるため、その分人材が不足する可能性があります。
したがって、会社は社員にキャリアアップを望んでいるのです。
②会社に利益を生ませるため
2つ目の理由は、会社に利益を生ませるためです。
それぞれの社員がキャリアアップすると、さまざまな仕事の経験や実績を積むことにより、多くのスキルや能力を身につけます。
これにより、個々の社員の能力が上がるため、会社の生産性が上がります。
例えば、仕事の処理スピードが上がり業務が効率的に進むことや、柔軟な対応力で他の業務をカバーできることなどが挙げられるでしょう。
社員がキャリアアップをすれば、会社に利益が生まれると考えているのです。
キャリアアップに興味がない人がやるべきこと
キャリアアップに興味がない場合、無理にキャリアアップする必要はありません。
というのは、何より自分の気持ちを第一に優先すべきだからです。
とはいえ、将来に漠然とした不安を抱えているとしたら、以下の行動を実践してみましょう。
【キャリアアップに興味がない人がやるべきこと】
- キャリアアップしていない先輩社員を観察する
- 今までのキャリアを棚卸しする
仕事との向き合い方についてモヤモヤしている方は、これらを試すことで、心が軽くなるかもしれません。
今からできる簡単な行動なので、ぜひチャレンジしてみましょう。
①キャリアアップしていない先輩社員を観察する
職場にキャリアアップしていない上司や先輩がいるなら、じっくりと観察してみてください。
その上司や先輩を、キャリアアップせず会社に勤め続けた将来の自分の姿に重ねて想像してみましょう。
役職に就いていない中堅クラスやベテランクラスの人は、どのような点が秀でているのか、なぜ会社から必要とされているのか、どうやって活躍しているのかなどをチェックすることをおすすめします。
職場にキャリアアップしていない上司や先輩がいない場合は、家族や友人が勤めている会社に該当する人がいないか聞いてみましょう。
②今までのキャリアを棚卸しする
今までのキャリアを棚卸ししてみるのも一つの方法です。」
過去に経験した業務で得意なこと・苦手なことや、興味関心が高いこと、やりがいを感じたことなどを掘り下げます。
棚卸しをすれば、自分の好き嫌いが明確に分かるでしょう。
その結果をもとに、自分の得意なことを活かせる業界はどの業界か、興味があることに挑戦できる業界はどの業界かなどを考えてみてください。
今まで分からなかった自分の理想像が、少しでも形になって表れる可能性があります。
キャリアアップに興味がない人の末路
キャリアアップに興味がないままだと、どのような未来が待っているのでしょうか?
ここでは、キャリアアップに興味がない人の末路を紹介します。
【キャリアアップに興味がない人の末路】
- 勤続していても給料が上がらない
- どんどん居心地が悪くなる
キャリアアップに興味がないままだと、社会や会社から必要とされなくなる可能性があります。
想定される具体的なケースを知ることで、キャリアアップをする重要性を理解できるでしょう。
①勤続していても給料が上がらない
キャリアアップしないと、どれだけ長く会社に勤めていても、給料は一向に上がりません。
年功序列の会社であっても、大幅な給料アップは望めないでしょう。
キャリアアップすれば仕事の幅が広がるため、能力に応じた基本給がアップしたり、資格による手当を受けられたりするなど、給料が上がる可能性があります。
そのため、この先何十年と勤めていく中で、今のままの給料で本当に満足できるのか、幸せだと感じられるのかを今一度考えてみてください。
②どんどん居心地が悪くなる
キャリアアップしなくとも、自分にしかできない仕事があるなら話は別ですが、そうでない場合は会社から期待されなくなります。
現状で誰にでもできるような業務や、代わりがごまんといる仕事をしている場合は、危機感を持つべきです。
また、どんどんキャリアアップして会社に貢献する年下の部下が、いずれ上司になることもあります。
年下が上司という立場で働き続けることは非常に気まずく、居心地が悪いものです。
そうなりたくなければ、キャリアアップを考える必要があります。
将来のためにも転職を視野に入れよう
キャリアアップに興味がないままでは、さまざまなリスクが待ち受けています。
近年、AI技術の発展により、社会はテクノロジーに仕事を奪われる時代になってきました。
このような情勢を考えると、キャリアアップして自分の市場価値を高めていかなければ、いずれ社会から淘汰される存在になりかねません。
このような事態を回避するためには、自分のスキルを高めて、活躍できる場所を探す必要があります。
将来を見据えて理想の働き方を見つけたり、叶えたりするためにも、ぜひ転職を視野に入れてみてはいかがでしょうか?
まとめ
本記事では、キャリアアップに興味がない人に向けて、やるべきことやキャリアアップの必要性を紹介しました。
キャリアアップに興味がなくても、自分の将来のため、周りの上司や先輩をよく観察したりキャリアの棚卸しをしたりすることが重要です。
今後の夢や目標が見つからず、どうすればいいか悩んでいる方は、キャリドラに相談してみましょう。
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