「仕事でもっと上を目指したい」、「転職をしたら今よりもキャリアアップできるだろうか」とお悩みではありませんか?
転職によって収入やポストを向上させたいと考える人は多いですが、具体的に何をすべきか分からない、という人も少なくありません。
そこで今回は、キャリアアップ転職を成功させるコツや意識すべき事、失敗しないための注意点を解説します。
どのような転職が【キャリアアップ転職】に該当する?
キャリアアップを目的とした転職には、主に「自分の仕事の裁量が広がる」ものと、「収入面や待遇が向上する」ものが該当します。
例えば、アルバイトやパート、派遣といった非正規雇用から転職によって正社員として雇用されたり、転職後に前職と比べてポストが高くなる、収入が増加する場合などがあげられます。
また、転職を重ねる事で新たに経験を積みながら、より高いポジション、待遇の良い会社への転職を目指すのもキャリアアップと言えるでしょう。
このように、自身のポストや待遇、仕事の幅、収入や経験を今以上に得る事を目指す転職が、キャリアアップ転職に当てはまるのです。
キャリアアップを目指すための転職で意識すべき事とは?
ではここからは、キャリアアップを見据えた転職において、あらかじめ意識しておくべき事を紹介します。
キャリアアップの目的や将来の目標を明確にする
まずは、自分が何のためにキャリアアップしたいのか、そして将来どうなりたいのか、目的や目標を明確にしておきましょう。何を目指して転職するかによって、目指すものが大きく異なるためです。
例えば、今よりも異なるポストや上の役職への転職を成功させても、収入面は前職と変わらないというケースは少なくありません。
その際、本来の目的が「収入を上げる」だった場合、キャリアップに失敗したと感じる可能性があります。
そのため、キャリアアップにおいて何を重視するのか、どんな目標を持ち転職に臨むか、きちんと明確にした上で行動すべきです。
自分のスキルや得意分野を見つける
もう一つ意識すべきなのは、「自分の持っているスキルや得意分野を見つけておく」事です。
得意な事は何か、仕事に活かせるスキルは何か、そしてその得意分野やスキルをより発揮できる職種や業界はどこかを分析する事で、よりキャリアアップ転職の成功率が高まります。
「興味のある仕事」や「未経験だけどやってみたい仕事」を目指すのも勿論転職の理由になりますが、キャリアアップを考えるなら、得意な事や活躍できる分野を軸にするのがより近道です。
5つのキャリアアップ転職成功のコツを解説!
ここからは、キャリアアップ転職を成功させるために押さえておきたいコツについて解説します。
- 目的や基準を設定し、優先順位をつけて行動する
- 転職市場や志望企業の動向を把握して動く
- 得意なスキルや持っている資格を活かす
- 成長途上にある業界に注目する
- 面接・選考は万全の準備、対策の上臨む
1.目的や基準を設定し、優先順位をつけて行動する
先ほど意識すべき事の項目でも紹介しましたが、まずは目標や基準をしっかり設定する事、そして目標に対して必要な行動や基準に優先順位をつける事が大切です。
例えば、収入を上げるならどの会社を選ぶべきなのかや、望むポストや働き方、職種など、重視するポイントや目指す目標は人それぞれです。
それらのポイントが曖昧なままでは、企業選びだけでなく転職の目的すらも見失ってしまいかねません。
そのため、「キャリアアップについて自分は何を重視しているのか」、「そのために転職先を選ぶ基準で第一に考える事は何か」をはっきりさせて行動するべきです。
2.転職市場や志望企業の動向を把握して動く
次に、自身の目標と同時に、転職市場や志望する企業の動向もきちんとチェックしておきましょう。適切な情報把握は、転職成功のために不可欠です。
仮に希望する働き方やポスト、収入を満たす企業があったとしても、確認不足によって求人への応募ができなくなってしまっては、目標達成から大きく遠ざかってしまいます。
そのため、希望業界や企業の動きは、日頃からしっかり見ておくべきです。
3.得意なスキルや持っている資格を活かす
もし現在得意なスキルや仕事に役立つ資格を所持しているのなら、よりその能力が活かせる企業、分野、業界を選択するのもおすすめです。
スキルを活かす事で転職市場での価値が高まるだけでなく、転職後の業務でも活躍しやすくなります。
未経験の職種やスキルが不足している状態での転職は、キャリアアップの観点ではどうしても遠回りになりがちです。
そのため、自身の能力を存分に伸ばし活かせる転職先を探すとよいでしょう。
4.成長途上にある業界に注目する
もしも希望する企業や業界を決めかねているのならば、「成長途上にある業界」にあえて注目してみるのも手段の一つです。
安定している業界は企業も同じく安定傾向にありますが、一方で収入の推移も安定し伸びにくい傾向にある場合も少なくありません。
一方で、IT業界など成長途上にある、もしくは今後の成長・発展が見込まれる新しい分野の業界などは、成長に応じて待遇や収入も大きく変わる可能性があるのです。
そのため、もしどの業界・企業に決めるか悩んでいる、もしくはより成長できる業界に行きたいという場合は、業界の成長度合いをチェックするのがおすすめです。
5.面接・選考は万全の準備、対策の上臨む
転職において何より重要なのが、志望する企業の選考試験を突破する事であり、これはキャリアアップを目指した転職でも変わりません。
どんなに高い志や能力、キャリアアップや志望先の企業の業務に対して意欲があっても、選考や面接でそのモチベーションやスキルを満足に伝えられなければ、キャリアアップだけでなく転職活動そのものも難航してしまいかねません。
よって、選考を受けるのであれば筆記・面接共にしっかりと対策・準備の上臨む事が不可欠です。
後悔しないために! キャリアアップ失敗を避けるための4つの注意点
ここからは、キャリアアップ、及びキャリアアップを目的とした転職失敗を避けるための注意点を解説します。
1.漠然とした志望動機や目的で動かない
志望動機やキャリアアップの目的、目標などが曖昧であったり「何となくキャリアを上げたい」など漠然とした理由で動くのは避けましょう。
例えば、曖昧な目的のまま別職種や業界へ転職してしまうと、キャリアがバラバラで一貫性がなくなってしまったり、本来目指していた将来の目標から遠ざかる事にも繋がりかねません。
そのため、キャリアアップ、および転職を検討するならば、事前にきちんと将来のプランや目標、目的を見据えて行いましょう。
2.給与や福利厚生等、待遇面にばかり注目しすぎない
転職において、企業の給与や福利厚生面は確かに重要な要素です。しかし、待遇面ばかりに注目して転職を進めてしまうのは得策ではない場合があります。
待遇面を優先するあまり、希望のポストに就けなかったり、志望職種とは違う企業に妥協してしまう場合があります。
自身のプランを見直し改めてキャリアアップを目指すならともかく、「こんなはずではなかった」という後悔に繋がっては元も子もありません。
そのため、福利厚生や待遇面の前に、志望する企業は自身の目標や目的に適うものかを第一に考えるとよいでしょう。
3.キャリア不足を他の何かのせいにしない
転職では、時に現在のキャリアでは志望する企業の応募条件に当てはまらないケースや、これまでのキャリアから判断された転職後のポストが希望に沿わないケースがあります。
その際、決して「キャリア不足は〇〇のせいだ」などと他の何かのせいにするのは避けましょう。
「前の仕事で十分なキャリアを積めなかった」、「上司が仕事をさせてくれなかった」など、自身のキャリアの不足を環境や人のせいにしてしまっては、転職先の企業でも同じ思考によりキャリアアップへの道が遠のきかねません。
また、企業側にとっても、他責思考が強い人材は成長意欲に欠けると捉えられかねないため注意が必要です。
よって、キャリア不足を何かのせいにするのではなく、現時点からキャリアアップのために自分が何をすべきかを考えると良いでしょう。
4.キャリアプランに沿うかだけでなく、志望企業の社風や業務内容も確認する
自身のキャリアプランに沿って転職活動をするのは確かに大切ですが、同時に志望企業の社風や雰囲気、業務内容をきちんと確認しましょう。入社後のミスマッチ防止に繋がります。
例えば、自身のキャリアアップ第一に入社した会社の雰囲気が悪かったり、社風と自身の相性が合わない、もしくは業務内容が望むものとは異なっていた場合、「こんな会社に入るんじゃなかった」とまたすぐ転職する事態を招く可能性があります。
そのため、キャリアプランと合わせて企業研究はしっかりと行うのがおすすめです。
まとめ
キャリアアップ転職においては、一般的な転職と比べてより「将来の姿」や目標を明確にして臨む事が重要になります。自分の目指すキャリアや目的に繋がる転職が果たせるよう、今回ご紹介した成功のコツや注意点をぜひ参考にしてみて下さい。
キャリアプランや転職についてお悩みならば、ぜひ一度キャリドラへの相談を検討してみませんか?
キャリドラは転職を始め、キャリアアップや働き方など、仕事にまつわる相談、サポートに対応しています。相談してみる事で、自身の希望しているキャリアの形が見つかるかもしれません。