「仕事について考えると気分が落ち込んでくる」、「仕事に行きたくないと感じてしまう」とお悩みではありませんか?また、その原因があるならば見つけて解消したいと思っている方も少なくないでしょう。
そこで今回は、仕事の事を考えると憂鬱(ゆううつ)になってしまう理由や原因、対処法について解説します。
仕事が憂鬱で辛くなってしまう5つの理由・原因を紹介
最初に、仕事の事を考えると憂鬱になったり、辛いと感じてしまう理由や原因を紹介します。以下の原因に心当たりは無いか、自身に当てはめて振り返ってみましょう。
1.仕事のミスやプレッシャーによるもの
まず考えられるのは、仕事でのミスを引きずっていたり、仕事内容や周囲の期待に対してプレッシャーを感じている可能性です。
例えば、「前回のミスが忘れられない」、「担当の仕事が自分に務まるか不安」、「同期と比べて成長が遅い気がする」など、仕事に対する不安や悩みは様々です。
それらについて考え続けた結果、仕事の事を考えるのが嫌になったり、憂鬱な気分に陥りやすくなります。
2.職場の対人関係によるもの
職場での対人関係も、原因や理由を突き止める上で重要です。職場でのコミュニケーションや関係性の問題が、憂鬱な気分を引き起こしている場合があります。
同じ部署に苦手な同僚がいたり、上司との関係が悪いというケースは少なくないでしょう。また、特定の相手ではなく、職場全体の雰囲気が良くない場合もあります。
職場は、仕事を続ける以上毎日通う場所であり、そこでの対人関係も常に向き合わざるを得ないものです。そのため、対人関係にトラブルがあると、仕事への意識にも影響を及ぼすと考えられます。
3.自分のやりたい仕事ではない
「仕事がつまらない」、「何のために毎日働いているのかわからない」と落ち込んでいるのならば、現在の仕事が自分のやりたい事とかけ離れているのが原因かもしれません。
入社前は興味のあった仕事でも、業務に慣れるうちに「やりがいを感じない」と退屈になってしまう場合があります。他にも、入社前のイメージと実際の仕事内容にギャップがあったり、思った以上に活躍できないというケースもあるでしょう。
「こんなはずではなかったのに」という思いが蓄積した結果、憂鬱な気持ちの原因となり得るのです。
4.毎日の通勤が辛い
「仕事は楽しいし職場の雰囲気も良いのに、何故か仕事の事を考えると憂鬱」という場合は、毎日の通勤が原因となっている可能性も考えられます。
「毎日の満員電車が辛い」、「家と会社が遠く通勤に時間がかかるのが嫌だ」、「会社と家を往復するだけでしんどい」など、通勤に関しての悩みは意外と多いものです。
仕事と比べると些細に感じるかもしれませんが、人によっては、無視できない悩みであり、従って原因の一つとも考えられるのです。
5.残業や膨大な作業量など、職場環境によるもの
職場が、残業、休日出勤による長時間労働及び休めない環境となっている事も、仕事に対し辛さを感じる原因となっている可能性は高いです。
仮にやりたかった仕事や好きな事でも、休みなく働き続けるのは心身ともに負担となります。仕事や作業によって蓄積した疲労は、基本的に休息やリフレッシュによって解消されるものです。
しかし休日が少なかったり、仕事量が多かったり、職場の空気が悪く休める環境になかったりする場合、疲労を回復できず、しんどさや憂鬱な気分に繋がってしまいかねません。
仕事への憂鬱な気持ちを放置するデメリットとは?
仕事に対して辛い気分のままでいるのは、様々なリスクに繋がる場合があります。ここからは、3つの憂鬱な気持ちを放置するデメリットを紹介します。
- ストレスが蓄積する
- 不安や焦りから、仕事のミスが増加する
- 体調や精神面での不調の原因となる可能性
1,ストレスが蓄積する
一つ目のリスクは、沈んだ気分によってストレスが普段以上に蓄積しやすい事です。
仕事や家事、対人関係など、生活していく上でのストレス要因は幅広いものです。そこに「仕事が憂鬱」という気持ちにより生じたストレスが加わると、結果として余計な疲労や気分の落ち込み、イライラといったトラブルに繋がる可能性があります。
2,不安や焦りから、仕事のミスが増加する
仕事が憂鬱だと、仕事のミスも増加する傾向があります。これは、憂鬱な気持ちから引き起こされる不安や焦りが原因と考えられます。
例えば、「今日の仕事嫌だな」と思いながら出社した場合、やる気がある時と比べ集中力に欠けます。注意散漫などによりミスを引き起こし、そのミスが不安や焦りを生み、その結果また新たなミスを増加させかねないのです。
3,体調や精神面での不調の原因となる可能性
憂鬱な気持ちを感じているうちに、腹痛や不眠、涙が出やすくなるなどの症状が現れる場合は、注意が必要です。ストレスによって、体や心に不調が生じている可能性があります。
「病は気から」という言葉があるように、気持ちが心身に与える影響は大きいものです。沈んだ気分から来るストレスによって、自律神経の不調や抑うつ症状などを招く危険性は否定できません。
先ほど例に挙げた症状はごく一部であり、人によって症状が異なりますが、心身の不調を自覚しているのならばより用心すべきです。
憂鬱な気持ちを解消する6つの対処法を解説
ここからは、憂鬱な気持ちを和らげるための6つの対処法を解説します。自分の今の状態に合わせ、できる事から実践するのがお薦めです。
- 気分が上がる事を実践する
- 休みを取り、心身共にリフレッシュを図る
- 同僚や上司など、信頼できる相手に相談する
- 朝や就業後など、仕事以外の時間に予定や楽しみを作る
- 自分が何のために仕事をしているのか見つめ直す
- 転職して仕事を変える
1.気分が上がる事を実践する
まず手軽な対処法として、「気分が上がる事」を探して実践してみるのはどうでしょうか。楽しい事や気分が良くなるものを取り入れる事で、憂鬱な気分が和らぎやすくなります。
例えば、美味しい物を食べたり時間のある時にゆっくり趣味を楽しむのも良いですし、仕事の朝の目覚ましを好きな音楽に設定しておくなども有効でしょう。
気分良く過ごせる時間や楽しみを増やせば、少しの間であっても憂鬱な気分を吹き飛ばせます。
2.休みを取り、心身共にリフレッシュを図る
「忙しくて楽しむ余裕なんてない!」、「何かするよりも心身を休めたい」と感じている場合は、休日や有休休暇を活用してリフレッシュを図ると良いでしょう。心身の疲れをしっかり癒す事で、気持ちも明るくなる可能性があります。
また、休暇によってまとまった時間ができる事で、体を休めた後は趣味や楽しみに没頭するといった過ごし方もできるでしょう。
よって、休みが不足し仕事以外に対して余裕がない時にも、様々な手段を用いて自ら休みを作るのは有効です。
3.同僚や上司など、信頼できる相手に相談する
仕事についての悩みを、信頼できる同僚や上司などに相談してみるのも対処法として有効と言えます。
同じ職場で働く者同士のため、仕事内容や人間関係、職場環境についての理解は早いですし、より共感を得られたり、有効なアドバイスをもらいやすいという利点もあります。
また、上司に相談した場合、実際に悩んでいる業務に関して何らかの対応をしてくれたり、人間関係が問題であれば対象者に働きかけてくれるなど、悩みの解消に繋がる可能性もあるでしょう。
4.朝や就業後など、仕事以外の時間に予定や楽しみを作る
先ほど説明した「気分が上がる事を実践する」にも通じますが、朝や就業後といった仕事以外の時間に予定や楽しみを作る事もお薦めです。
例えば、仕事の後に友人と会うなどの予定を入れたり、休日に趣味や新しい事を始めるのも良いでしょう。また、人によっては仕事を憂鬱に思いやすい朝に、意識して好きな音楽を流してみたり、好きな食事を用意するのも良いかもしれません。
仕事以外の時間を充実させる事で、過度に仕事について悩みすぎてしまうのを防げます。
5.自分が何のために仕事をしているのか見つめ直す
「仕事がつまらない、楽しくない」のが原因となっているならば、何のために仕事をしているのか一度見つめ直してみましょう。仕事に対しての意識を再確認する事で、考え方や気持ちが変わる可能性があります。
「生活のため」、「自己実現のため」、「将来の夢のためのステップとして」など、仕事をする理由は人によって色々です。
自分が本当は何のために仕事をしているのか知る事で、仕事で実現したい事を見つけたり、現状の打破に繋がる可能性があります。
6.転職して仕事を変える
職場環境に問題があったり、どうしても今の仕事に意義を見出せず憂鬱から解放されないという場合は、転職して仕事を変えるのも手段の一つです。
本当に望む仕事や働きやすい職場に出会う事で、これまでの仕事に対しての憂鬱な気分が解消される可能性は高いと考えられます。
従って、憂鬱な気分だけではなく現状を変えたいという気持ちがあるならば、転職を検討してみるのも良いでしょう。
まとめ
「仕事」は、社会で生活する以上向き合うべき事柄の一つです。そのため、仕事を憂鬱に感じてしまうのは、仕事に留まらず日常生活においても辛くなる場合があります。よって、もし今の仕事が憂鬱だと感じているならば、今回ご紹介した対処法をぜひ試してみて下さい。
また、もし原因の解消を目指す中で転職について悩んでいるならば、キャリドラに相談してみるのもお薦めです。キャリドラは転職やキャリアプラン、働き方など仕事にまつわる様々なテーマについてのサポート、相談を行っています。
キャリドラの活用によって、自身のよりよい働き方や仕事が見つかるかもしれません。