「会社に毎日行くのが苦痛だが、辞めるとも言えずばっくれたい」
「バックレようと決意したけど、バックレたらどうなるのか?」
このように悩む方は多いのではないでしょうか。会社をバックレるにも様々なリスクがつきまといます。
今回は会社をバックレた体験談、バックレる時に思う3つの疑問と5つのリスクなどご紹介します。
具体的な会社バックレ体験談をご紹介
会社をバックレるにも何か理由があるはずです。会社をバックレた体験談をご紹介します。
仕事で少しのミスでも、上司から罵声を浴びていました。
最初は、仕事だから我慢しようとしていましたが、徐々に毎日のように罵声を浴びるようなり苦痛になってきました。これは、やり過ぎのパワハラだと思い会社をバックレました。 (介護・20代男性)
毎日、お客様の来店状況により閉店作業の時間も異なるのですが、繁忙期は夜遅くまで働くけど、
残業代は出ませんでした。
人手不足で忙しい上に残業代が入らなくて、嫌になりバックレてしまいました。 (販売・30代女性)
会社をばっくれて辞める際の疑問・不安にお答え
会社をばっくれる時に思い浮かぶ以下の3つの疑問をご紹介します。
- 会社をばっくれて退職できる?
- 仕事ばっくれ正社員は保険証の返却はどうする?
- 仕事ばっくれ正社員は退職手続きをどうする?
①会社をばっくれて退職できる?
会社をばっくれても退職できます。民法627条で「会社へ退職を伝えた日から2週間後には退職が可能」と書かれているのです。
「損害賠償を請求されたらどうしよう・・・」と思うかもしれませんが、請求されることもありません。
損害賠償請求を行うためには膨大な時間とお金がかかりメリットが会社にとってあまりないからです。
退職代行を利用した場合に退職代行を通して「損害賠償を請求する」と脅しで言ってくる企業は存在します。
しかし「過去に損害賠償請求されたことはない」と言っている退職代行会社があるほどなので、あまり恐怖感を抱く必要はありません。
②仕事ばっくれ正社員は保険証の返却はどうする?
退職日までに保険証は会社へ郵送で返却しましょう。退職した本人や扶養家族の保険証は、会社側が年金事務所または会社の健康保険組合へ退職日から5日以内に返却すると定められています。
会社をばっくれて返却をしなかった場合は、会社や健康保険組合から連絡がくるのです。保険証は退職日までしか使用することができないので、トラブルを避けるためにも早めに保険証の返却をすることをおすすめします。
③仕事ばっくれ正社員は退職手続きをどうする?
ばっくれてしまった場合はもちろん通常の退職手続きを行うことができません。退職日までに会社で行うことは主に「退職届の提出」と「備品などの返却・書類の受取」です。
書類の受取については下の「退職時に受け取る書類の理解」で詳しく書いていますが、今後の生活のためにも受け取らなければいけない書類となります。
ばっくれたい気持ちになったら、退職代行に頼むことでスムーズに退職手続きを行ってくれ、会社の人と顔を合わせずにすぐに辞めることができるためおすすめです。
何も言わずに会社をばっくれる5つのリスク
何も言わずに会社をばっくれると以下の5つのリスクがあります。それぞれご紹介していきましょう。
①連絡が来る
会社を何も言わずにばっくれてしまったら連絡が来ます。会社に連絡しないで出社しない理由は、ばっくれ以外にも事故や病気などの可能性もあるからです。
電話を数回無視しても連絡がつくまで何度もかけてくるでしょう。ばっくれたら会社から何度も連絡が来ることは覚悟してください。
②上司など会社の人が家に来る
電話で連絡がつかない場合は、上司などの会社の人が家に来ることがあります。ずっと勤めていた会社を連絡なしでいきなり休んでしまうと会社の人は安否が不安です。
会社から家が近かったり寮に住んでいたりする場合は、会社から家に行きやすいため家に来る可能性は高いでしょう。
③緊急連絡先へ連絡が行く
連絡がつかなく安否確認ができないままだと緊急連絡先へ連絡が行きます。緊急連絡先が親の場合に会社から連絡が行ったら、親にもばっくれたことを話さなければいけません。
親からも連絡が来て無視してしまうと親からも心配させることになってしまいます。
④転職の時に悪影響
転職の時にばっくれた経歴があると転職に不利となります。会社をばっくれた理由が、セクハラやパワハラ被害の場合であっても会社に何も言わずに辞めた人は「ばっくれた経歴のある人」と思われてしまうのです。
採用担当者は「またばっくれられてしまうのでは?」と思い転職に悪影響が及びます。
⑤懲戒解雇となる
会社をばっくれてしまうと最悪の場合は懲戒解雇となる可能性があります。懲戒解雇とは労働者に対して会社の秩序を乱した時に与えられるペナルティのある解雇です。
懲戒解雇になると離職票や退職証明書に退職の理由が載ってしまい転職の時に転職先にはわかってしまいます。
退職をする際に準備すること
仕事をばっくれたいと思った時に辞めるための準備として以下が挙げられます。それぞれご紹介していきましょう。
①会社で自分のデスクを整理する
今まで使っていた自分のデスクの整理をしましょう。私物がある場合は持ち帰るのを忘れないようにしてください。
デスクを整理しないままだと、最終的にはデスクの整理を会社の誰かがやらなくてはいけません。ばっくれる以外にもさらに迷惑もかかりますので、しっかり覚えておきましょう。
②退職時に受け取る書類の理解
退職時に受け取る書類を理解しておきましょう。受け取る書類を受け取らなかった場合、色々と手続きなどが面倒な場合があります。受け取り忘れがないようにしてください。
以下の4つが、退職時や退職後に受け取る書類です。
①雇用保険被保険者証 | 一般的に退職時に会社から渡されます。 |
②年金手帳 | 一般的に退職時に会社から渡されます。 |
③源泉徴収票 | 一般的に退職後の最後の給与支給(確定)から1ヵ月半ほどまでには受け取ることができます。 |
④離職票 | 一退職後の1~2週間後に発行されます。まだ転職先が決まっていない場合に必要です。 |
③退職時に返却する物の理解
退職時に借りていた物はしっかり返却しましょう。最悪のケースでは窃盗罪になる場合がありますので、返却する物を把握しておいてください。
人によって借りた物は違いますが、例として以下が挙げられます。自分の借りた物も思い出しつつ参考にしてください。
- スマートフォン
- 着ていた制服(予備も)
- PC
- 社内用の印鑑
- 入館証
- 名札
- 会社(経費精算用)のクレジットカード
これらの返却する物をメモに書いてまとめておくことをおすすめします。
返却した物はチェックを入れるなどすれば不備が防げるでしょう。
即日退職できるおすすめ退職代行2選!
即日退職できるおすすめ退職代行は以下の2社です。それぞれご紹介していきましょう。
- 退職代行Jobs
- 退職代行SARABA
退職代行Jobs
無料でカウンセリングができるためばっくれを考えた時には相談してみましょう。365日24時間対応しており、料金もリーズナブルなためおすすめです。
退職代行SARABA
手続きが最短30分でできます。労働組合に所属しているため会社との交渉が可能であり、有給休暇や賃金未払いの交渉を行うことも可能です。
まとめ
今回は会社をばっくれた体験談、ばっくれる時に思う3つの疑問と5つのリスクなどご紹介しました。ばっくれる理由も様々な理由がありますが、ばっくれには沢山のリスクがあります。今後のことを考えるのであれば退職代行に頼むことがおすすめです。
退職が済んだら、次の転職では自分に合った会社で働けるようにキャリドラで転職サポートを受けましょう。「辞めてよかった」と思える転職先でいきいきと働く自分を想像すると、どんどん前へ行動していけます。